株式会社カヤックの平均年収は616万円
鎌倉発のクリエイティブ集団として知られる面白法人カヤック。
2023年12月期の有価証券報告書では平均年収616万円、平均年齢35.0歳でした。
IT・通信業界平均446万円を約170万円上回る点は、大手ゲーム企業・広告制作会社と肩を並べる水準と言えます。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 |
---|---|---|---|
2018年 | 519万円 | 31.0歳 | 3.7年 |
2019年 | 526万円 | 31.6歳 | 3.9年 |
2020年 | 577万円 | 32.6歳 | 4.6年 |
2021年 | 595万円 | 33.6歳 | 5.3年 |
2022年 | 590万円 | 34.1歳 | 5.6年 |
2023年 | 616万円 | 35.0歳 | 6.1年 |
参照:有価証券報告書
株式会社カヤックの職種別平均年収
転職口コミサイト「エンゲージ会社の評判」によると、主要3職種の平均は以下の通り。
クリエイティブ系が低めに映りますが、ゲームディレクターやリードデザイナーになると700万円超の事例もあります。
職種 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
企画・事務・管理 | 650万円 | 28.0歳 |
クリエイティブ | 407万円 | 32.2歳 |
IT系エンジニア | 460万円 | 31.7歳 |
参照:エンゲージ会社の評判
株式会社カヤックの評価制度
半期ごとに360度評価を実施。
上司・同僚・自己評価を掛け合わせ、成果とプロセスのバランスをチェックします。
独自制度のサイコロ給は「月給×出目%」を賞与に上乗せする仕組みで、社員のモチベーション向上に寄与。
業績連動のプロデューサー賞与も年4回支給されます。
株式会社カヤックで働く人の特徴
平均勤続年数は6.1年とITベンチャーでは長め。
「つくる人を増やす」をミッションに、趣味や副業を持つ多彩なクリエイターが集まります。
勤務地が鎌倉というユニークさもあり、ローカルとITを掛け合わせた事業が強みです。
株式会社カヤックの働き方・残業時間
エンゲージの口コミによると平均残業時間は38〜41時間/月。
ゲームクリエイター平均24.4時間より約14時間長い計算ですが、案件の繁忙期による波が大きいのが実情です。
フレックスタイム+リモート併用で育児との両立例も報告されています。
株式会社カヤックの福利厚生
サイコロ給
毎月サイコロの出目×月給%が追加支給。最大出目6なら+6%、楽しみながら報酬アップを狙えます。
年4回のプロデューサー賞与
事業貢献度に応じて四半期ごとにインセンティブを支給。高成果プロジェクトでは数十万円加算されるケースも。
鎌倉本社ならではのローカル手当
本社周辺の提携店舗割引や、海を臨むワーケーション施設利用支援など、鎌倉拠点の強みを活かした制度があります。
株式会社カヤックの求人紹介
求人紹介① ゲームプランナー
新規スマホゲームの企画立案からKPI運用まで担当。ユーザー発想のイベント設計が武器になります。
求める人材
- ソーシャルゲーム企画・運営経験2年以上
- データ分析に基づく改善提案スキル
- チームでのコミュニケーション力
求人紹介② Webフロントエンドエンジニア
体験型プロモーションサイトやメタバース案件のフロント開発をリード。React/Vue を用いたインタラクティブ表現が中心です。
求める人材
- HTML/CSS/JavaScript 実装経験3年以上
- React, Vue いずれかのSPA開発経験
- WebGL, Three.js など演出ライブラリ使用経験歓迎
選考フローと対策ポイント
書類→一次面接(現場)→二次面接(役員)→最終プレゼン→オファーが一般的。
最終では「面白法人」としてのカルチャーフィットを重視。自分の面白ポートフォリオを示すと効果的です。
転職市場における株式会社カヤックの位置づけ
平均年収は大手ゲーム3社に次ぎ4位。
クリエイティブ×地域密着の独自路線で、ニッチながらファンの多い企業として人気を集めています。
株式会社カヤックで得られるキャリアパス
企画職はプロデューサー→事業部長→子会社社長、エンジニアはテックリード→CTO室など。
社内公募制度を活用し、鎌倉土産開発や町づくり事業へ転身した例も。
社員のリアルボイス
- 「サイコロ給は話のネタ以上に財布が潤う」(デザイナー)
- 「評価は可視化されるが、目立たないと給与が伸びにくい」(エンジニア)
- 「鎌倉勤務で海帰りに仕事するのが最高」(ディレクター)
ソーシャルゲーム業界平均とのベンチマーク
企業名 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
ディー・エヌ・エー | 856万円 | 37.4歳 |
グリー | 810万円 | 38.2歳 |
コロプラ | 661万円 | 35.4歳 |
カヤック | 616万円 | 35.0歳 |
今後の展望とリスク要因
メタバースや地方創生型事業で新市場開拓を狙う一方、
ソーシャルゲーム依存度の高さや残業負荷はリスク。
収益ポートフォリオを分散できるかが持続成長の鍵となります。
面白法人カヤックと働く場所
本社は鎌倉駅西口から徒歩3分の古民家改装オフィス。畳・ハンモック席、屋上テラスを自由に利用できます。
2024年に東京・高円寺の衛星オフィス「カヤックモノレール」が開設され、週1〜2回の鎌倉出社+リモートを併用。
2,000種のボードゲームが常備され、ランチタイムは試遊会が日常風景です。
カヤック流ワークカルチャーの特色
午前中2時間を学習や実験に充てる「2時間ルール」を採用。成果はLT会「面白共有会」で発表し、優秀者には賞金とサイコロ給加算。
月1回の「鎌倉DAY」ではビーチクリーン後にBBQを実施し、部門横断の交流を深めています。
給与交渉を成功させる3ステップ
- ポートフォリオに数字で示す成果を盛り込む(例:DAU 120%成長)
- サイコロ給・賞与の過去実績をリサーチし、総報酬ベースで希望額を提示
- 内定後にリモート可否・残業みなし条件を確認し生活コストとバランスを取る
まとめ
カヤックは平均年収616万円に加え、サイコロ給など独自の報酬制度と鎌倉拠点の魅力で差別化。
「面白さ」で勝負したいクリエイターにとって、給与以上のやりがいを得られる環境です。
自己PRでは成果だけでなく遊び心を盛り込み、同社カルチャーへのフィット感を示しましょう。