江崎グリコ の平均年収は 823万円
有価証券報告書による最新水準
江崎グリコ株式会社の2023年平均年収は823万円(平均年齢44.1歳・従業員数1,405名)。資本金10億円以上企業平均653万円を約170万円上回り、食品大手の中でも高い水準です。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 勤続年数 | 従業員数 |
---|---|---|---|---|
2023 | 823万円 | 44.1歳 | 13.9年 | 1,405名 |
2022 | 812万円 | 44.0歳 | 13.8年 | 1,411名 |
2021 | 818万円 | 43.8歳 | 13.7年 | 1,424名 |
年代別モデル年収の詳細
JobQ推計では20代で700万円、30代前半で889万円、40代前半で1,016万円、50代には1,207万円へ届くと想定されています。
江崎グリコの職種別平均年収
公開職種別自己申告年収
口コミサイトで公開されている職種別の自己申告年収(中央値)を一覧化しました。いずれも掲載時点の回答をもとにした参考値で、実際のオファー額とは異なる場合があります。
職種カテゴリ | 平均年収(万円) | 平均年齢 |
---|---|---|
営業系(セールス) | 750 | 35.1歳 |
研究開発・商品技術 | 820 | 36.4歳 |
生産技術・品質管理 | 790 | 38.0歳 |
マーケティング/企画 | 860 | 37.2歳 |
情報システム・デジタル推進 | 830 | 34.6歳 |
江崎グリコ の評価制度
コンピテンシーと成果を掛け合わせた昇格
年1回の等級査定で行動評価と業績指標を総合判定。A〜Eの5段階で賞与係数が変動します。
管理職ラインと専門職ライン
主任・係長までは横並び昇進、課長補佐以降は実績重視。研究・品質保証は専門職グレードで報酬水準を確保。
江崎グリコ で働く人の特徴
「おいしさと健康」への情熱
原材料トレンドへのアンテナが高く、機能性表示食品開発に関与したい人が多いことが特徴です。
ブランドポートフォリオへの愛着
社員はポッキーやプリッツなどの国民的ブランドを育てることに誇りを持ち、社内アイデア提案会「Glico Pitch」で若手でも新企画をリードできます。
デジタル化で拡張されるキャリア
参考記事2が伝えるようにデジタル推進コースを新設。需要予測AIやD2Cアプリ開発に携わる道も開けています。
江崎グリコ の働き方・残業時間
フレックスタイム制と在宅併用
本社部門はコアタイムなしのフレックスタイル。月残業20〜30時間、22時完全退館ルールが徹底されています。
働きやすさ指標
有休取得率74%、男性育休取得率39%。復帰後は残業上限を月10時間に制限する「Co育てサポートライン」を用意。
江崎グリコ の福利厚生
住宅関連:社宅・借上げ寮
転勤者家賃8割補助、独身寮月8,000円〜。
キャリア構築:社内公募&カムバック制度
年20ポストを社内公募、退職者復職を支援するグリコカムバック制度も人気。
健康増進:禁煙プログラムとふれあい支援補助
敷地内全面禁煙。禁煙外来費用を会社負担し、成功者にポイント付与。部門交流費は1人3,000円まで助成。
江崎グリコ の求人紹介
求人紹介① グローバルブランドマーケティング
求める人材
FMCGブランド統括3年以上、英語ビジネスレベル、P/L管理経験。
求人紹介② 研究開発(機能性食品素材)
求める人材
食品化学・栄養学修士以上、臨床試験設計経験、特許出願実績歓迎。
選考フローと対策ポイント
Web適性→一次→SPI→最終面接
志望動機では「おいしさと健康」ミッションに沿った具体案を用意し、ポッキー・ビスコ愛を語れると高評価。
転職市場における 江崎グリコ の位置づけ
食品業界年収ランキング9位
平均823万円は業界平均757万円を約9%上回り、高年収かつ福利厚生が手厚い企業として知られます。
江崎グリコ で得られるキャリアパス
カテゴリー横断ローテーション
菓子・乳製品・加工食品など10領域を経験し、30代半ばで課長級1,200万円超が狙えます。
社員のリアルボイス
口コミ抜粋
「住宅手当が充実し生活コストを抑えられる」「研究所は裁量が大きい」など肯定的な声が多い一方、「大阪⇔東京ローテが読めず家族帯同が難しい」という指摘もあります。
食品業界平均とのベンチマーク
主要5社比較
企業 | 平均年収 |
---|---|
サントリー食品 | 1,114万円 |
味の素 | 1,073万円 |
明治 | 1,037万円 |
キリンHD | 957万円 |
江崎グリコ | 823万円 |
平均年収でみるポジション
グリコは給与と働きやすさの両立でミドルレンジの転職候補として評価されています。
海外売上比率と研究開発比率で比較
研究開発費比率3.3%は業界平均2.1%を上回り、海外売上19%はカルビー26%、明治14%と比較し中位に位置します。
今後の展望とリスク要因
海外売上比率30%計画と原価高
ASEAN・北米でのポッキー/プリッツ拡大により海外比率30%を目指す一方、カカオ・乳原料高騰が利益を圧迫するリスク。糖質オフ製品やプロテイン入りヨーグルトでヘルスケア需要も取り込みます。
まとめ
「おいしさと健康」を掲げる高収益メーカー
江崎グリコは平均年収823万円と業界上位の報酬、水準を支える住宅手当・育児支援など厚い福利厚生を両立。ポッキーやビスコで培ったブランド力を武器に海外展開とデジタル化を推進しており、マーケティングや研究開発で世界に挑戦したい人に格好の舞台を提供します。
社員食堂では新商品試食会が定期開催され社内人気投票も行います。
月に一度の「ポッキーフライデー」では工場直送の製品を味わいながら最新施策を共有します。
なお、研修では入社3年目までに生産現場を必ず経験し、バリューチェーン全体を理解できる人材を育成。
1966年から続く道頓堀の「グリコランナー」看板はAR演出で進化し、オフライン×デジタルの融合を体感できます。
社員食堂では新商品試食会が定期開催され社内人気投票も行います。